17.スパンコール刺繡の基本
お待たせしました。風邪はやっと治りました。
神社に貼ってある生まれ年で見る黒星とか白星とかの表、何て言うんでしたっけ?アレで見ると、私は今年は白星で大吉なんですが、例年になく病院に通っております。なぜか網膜剥離とかもしちゃったし。なんとなくあちこち調子が悪くてCT撮ったり胃カメラで見て貰ったりしてるんだけど特に悪いところもなく・・・そういう年齢だということなんでしょうかね。
愚痴はこれくらいにして(なかなか更新出来ないことの言い訳です)みなさん気になるスパンコール刺繍について書きましょうね。
スパンコールはチャミキといいます
スパンコールという呼び方は英語のスパングル(spangle)が訛ったものですが、現代では英語圏ではスパングルとは言わずシクイン(sequin)というので、スパンコールと呼んでいるのは日本ぐらいなのかもしれません。
インドではチャミキといいます。かわいい呼び名だと思いませんか?チャミキ。ミにアクセントです。
余談ですが、インドの方のYoutubeとかではシクインと呼んでいることのほうが多いですが(インドでは英語も公用語なので、世界に向けて英語を使っているんだと思います)、なぜか、綴りは「sequence」となっていることが多いです。「配列・順序・並べる」という意味の英単語ですね。あながち間違っていない気もします。
スパンコールという呼び方は英語のスパングル(spangle)が訛ったものですが、現代では英語圏ではスパングルとは言わずシクイン(sequin)というので、スパンコールと呼んでいるのは日本ぐらいなのかもしれません。
インドではチャミキといいます。かわいい呼び名だと思いませんか?チャミキ。ミにアクセントです。
余談ですが、インドの方のYoutubeとかではシクインと呼んでいることのほうが多いですが(インドでは英語も公用語なので、世界に向けて英語を使っているんだと思います)、なぜか、綴りは「sequence」となっていることが多いです。「配列・順序・並べる」という意味の英単語ですね。あながち間違っていない気もします。
スパンコール刺繍の基本 動画を見てください
まずは動画を見ていただきましょうか、解説はその後です。
まずは動画を見ていただきましょうか、解説はその後です。
下の画像をクリックすると別ウィンドウでYoutube動画が開きます
下の画像をタップするとYoutubeで動画が開きます
一体型のアーリニードルを使います
針は「一体型」を使います。糸は動画では「MIROマルチ」を使っていますが、#60のミシン糸でもOKです。一般的にはスパンコールと同色の糸を使います。
「一体型」の針はかぎ部分がビーズ用「細」なみに小さいので、ミシン糸1本で使ったときに布の織り糸をひっかけにくいです。
また、軸がビーズ用「細」よりもしっかりしていてしなりにくいので、ビーズより落としにくいスパンコールに向いています。
しなりにくいと言えば、ビーズ刺繍の基本の章で使ったビーズ用「中」ですが、「中」はかぎがちょっと大きく、スパンコールを拾いにくいし落としにくいし、ミシン糸1本でスパンコールを刺すのには向きません。
針は「一体型」を使います。糸は動画では「MIROマルチ」を使っていますが、#60のミシン糸でもOKです。一般的にはスパンコールと同色の糸を使います。
「一体型」の針はかぎ部分がビーズ用「細」なみに小さいので、ミシン糸1本で使ったときに布の織り糸をひっかけにくいです。
また、軸がビーズ用「細」よりもしっかりしていてしなりにくいので、ビーズより落としにくいスパンコールに向いています。
しなりにくいと言えば、ビーズ刺繍の基本の章で使ったビーズ用「中」ですが、「中」はかぎがちょっと大きく、スパンコールを拾いにくいし落としにくいし、ミシン糸1本でスパンコールを刺すのには向きません。
「落とす」のが難しいんだけど・・・
スパンコールは薄いので一枚ずつ落とすのが難しいです。「難しい」を克服するには練習あるのみ。練習しましょう。
スパンコールは薄いので一枚ずつ落とすのが難しいです。「難しい」を克服するには練習あるのみ。練習しましょう。
落とす練習をするとき、動画では斜めに見えてますが、針はなるべく垂直に立てて練習してください。
人間の性でどうしても指先を見たくなり、針がだんだん斜めに寝て来ます。最初のうちはそれでも良いですが、変な癖がつかないように気をつけてくださいね。いくら指先を見てもたいして変わりません。
動画で、中指でぐりぐりしてるとすき間が開いてきて云々と書きました。この、中指でぐりぐりという動作はチェーンステッチを刺すときの動作なので、実際に刺すときは自然とぐりぐりすることになります。
また、スパンコールは軽いので、すとんと落ちずにかぎにひっかかることがよくあります。そういうときは唯一あいている指「小指」で落とします。小指でスパンコールの側面(フチ)をこするようにはじくと回りながら落ちます。
落とす練習をするとき、動画では斜めに見えてますが、針はなるべく垂直に立てて練習してください。
人間の性でどうしても指先を見たくなり、針がだんだん斜めに寝て来ます。最初のうちはそれでも良いですが、変な癖がつかないように気をつけてくださいね。いくら指先を見てもたいして変わりません。
動画で、中指でぐりぐりしてるとすき間が開いてきて云々と書きました。この、中指でぐりぐりという動作はチェーンステッチを刺すときの動作なので、実際に刺すときは自然とぐりぐりすることになります。
また、スパンコールは軽いので、すとんと落ちずにかぎにひっかかることがよくあります。そういうときは唯一あいている指「小指」で落とします。小指でスパンコールの側面(フチ)をこするようにはじくと回りながら落ちます。
衝撃の事実
実はインドのアリワークではスパンコールをびっしり刺すことはほとんどありません。(あくまでも私が感じた印象ですが)衝撃の事実です。なんのために連続刺しの動画を作ったんでしょう。
インド的なデザインではスパンコールを金属モールと組み合わせたり、ロングフレンチノットステッチを重ねたりというのは良くあります。
まぁでも「連続刺し」と「他の何かと組み合わせたステッチ」は根本的に違うので、最初はこの動画のような練習をされるのが良いと思います。
このリンク先はNelieRubinaのピンタレストです。ここにインドの刺繍などの画像を集めているのでお時間のあるときにでも見てみてください。(私の嗜好でセレクトに偏りがあるかもしれません)
実はインドのアリワークではスパンコールをびっしり刺すことはほとんどありません。(あくまでも私が感じた印象ですが)衝撃の事実です。なんのために連続刺しの動画を作ったんでしょう。
インド的なデザインではスパンコールを金属モールと組み合わせたり、ロングフレンチノットステッチを重ねたりというのは良くあります。
まぁでも「連続刺し」と「他の何かと組み合わせたステッチ」は根本的に違うので、最初はこの動画のような練習をされるのが良いと思います。
このリンク先はNelieRubinaのピンタレストです。ここにインドの刺繍などの画像を集めているのでお時間のあるときにでも見てみてください。(私の嗜好でセレクトに偏りがあるかもしれません)
パールの周りに金色のスパンコールに金色のビーズを合わせています。大きなフラワーモチーフの周りはスパンコールにブライトチェックパールを合わせています。
パールの周りに金色のスパンコールに金色のビーズを合わせています。大きなフラワーモチーフの周りはスパンコールにブライトチェックパールを合わせています。
植物モチーフの葉っぱ部分でスパンコールにブライトチェックパールを合わせています。バックグラウンドでスパンコールを並べて刺しています。
植物モチーフの葉っぱ部分でスパンコールにブライトチェックパールを合わせています。バックグラウンドでスパンコールを並べて刺しています。
花芯部分でスパンコールをロングフレンチノットで押さえています。この使い方はとてもポピュラーで良く見かけます。
花芯部分でスパンコールをロングフレンチノットで押さえています。この使い方はとてもポピュラーで良く見かけます。
スパンコールと金属モールを合わせた上品なデザインです。
スパンコールと金属モールを合わせた上品なデザインです。
もちろん、アリワークはひとつのテクニックですから、デザインを制限するものではありません。さまざまな素材を思うまま組み合わせてデザインしていただければ良いと思います。
ただ、私はインド的なデザイン(そもそもはペルシャのボタニカルなデザインが元になっています)が好きなので、そういうデザインを中心にこれからもお話していくことになると思います。
もちろん、アリワークはひとつのテクニックですから、デザインを制限するものではありません。さまざまな素材を思うまま組み合わせてデザインしていただければ良いと思います。
ただ、私はインド的なデザイン(そもそもはペルシャのボタニカルなデザインが元になっています)が好きなので、そういうデザインを中心にこれからもお話していくことになると思います。
2024年11月2日