18.ザルドーシ(刺繍用金属モール)の扱い方の基本
前回の記事から3週間もたってしまいました。クリスマスオーナメントを毎年作るぞ!と去年決意して、2年めで挫折するのはあまりにも・・・なので、作りました。そのオーナメントではザルドーシ(刺繍用金属モール)のアリワークならではのテクニックを取り入れたかったので、今回の記事にしました。
刺繍用の金属素材使ったことありますか
刺繍用の金属素材使ったことありますか?ない方が多いと思います。だって、今まで日本にあまり入って来ていないから。昔は日本でも作ってたみたいですけどね。
アリワークは12世紀頃に王侯貴族に好まれて発達したと言われています。その当時は純金や純銀のスパンコールやビーズ、モールが使われていたのでしょうが、現代では金色・銀色のスパンコールやビーズ、モールがとって代わっています。
それでも、刺繍用金属モールの素材には銅が使われています。真鍮製のスパンコールやビーズもあります。樹脂のスパンコールに比べて重たくなりますが、部分的に使うだけでも重厚感のある素敵な仕上がりになります。
刺繍用のモールというと、日本だと警察官や自衛官の式服(通常の制服ではなく、正装用の制服です)や式帽に使われていたり、昔の高位の軍服に使われたというイメージでしょうか。イギリスの軍服を見本にしたのだと思います。
イギリスのゴールドワークは金属モールを多用しますが、日本では今まで金属モールが一般的に手に入りにくかったので、金属モール抜きのゴールドワークの本が出たりしてました。
余談ですが、アリワークもよく「本はないんですか?」と聞かれますが、材料や用具が一般的な手芸店で手に入らないものは、日本の出版社は本にしない(あたりまえだけど)ので、本はありません。なので、こうやってブログを書いているわけです。
なんだか、話がそれましたね。Nelie Rubinaでは刺繍用金属モールだけでなく、真鍮のスパンコールやミラーワーク用のミラーなど様々なアリワーク用素材をインドから輸入しています。刺繍糸やビーズだけでない刺繍の世界は奥深いですよ。
刺繍用の金属素材使ったことありますか?ない方が多いと思います。だって、今まで日本にあまり入って来ていないから。昔は日本でも作ってたみたいですけどね。
アリワークは12世紀頃に王侯貴族に好まれて発達したと言われています。その当時は純金や純銀のスパンコールやビーズ、モールが使われていたのでしょうが、現代では金色・銀色のスパンコールやビーズ、モールがとって代わっています。
それでも、刺繍用金属モールの素材には銅が使われています。真鍮製のスパンコールやビーズもあります。樹脂のスパンコールに比べて重たくなりますが、部分的に使うだけでも重厚感のある素敵な仕上がりになります。
刺繍用のモールというと、日本だと警察官や自衛官の式服(通常の制服ではなく、正装用の制服です)や式帽に使われていたり、昔の高位の軍服に使われたというイメージでしょうか。イギリスの軍服を見本にしたのだと思います。
イギリスのゴールドワークは金属モールを多用しますが、日本では今まで金属モールが一般的に手に入りにくかったので、金属モール抜きのゴールドワークの本が出たりしてました。
余談ですが、アリワークもよく「本はないんですか?」と聞かれますが、材料や用具が一般的な手芸店で手に入らないものは、日本の出版社は本にしない(あたりまえだけど)ので、本はありません。なので、こうやってブログを書いているわけです。
なんだか、話がそれましたね。Nelie Rubinaでは刺繍用金属モールだけでなく、真鍮のスパンコールやミラーワーク用のミラーなど様々なアリワーク用素材をインドから輸入しています。刺繍糸やビーズだけでない刺繍の世界は奥深いですよ。
刺繍用金属モールはザルドーシといいます
前回、スパンコールはチャミキといいます。と書きましたね。刺繍用金属モールはザルドーシといいます。モールを使ったテクニック自体もザルドーシと言います。
Nelie Rubinaではイギリスのゴールドワークの呼び方のパールパール・ブライトチェックパール、スムースパールなどと呼んでいますが、これらを使ったテクニックのことはザルドーシ、または、ザルドーシワークと呼ぶことにします。
では、ザルドーシの扱い方の基本の動画をご覧ください。
前回、スパンコールはチャミキといいます。と書きましたね。刺繍用金属モールはザルドーシといいます。モールを使ったテクニック自体もザルドーシと言います。
Nelie Rubinaではイギリスのゴールドワークの呼び方のパールパール・ブライトチェックパール、スムースパールなどと呼んでいますが、これらを使ったテクニックのことはザルドーシ、または、ザルドーシワークと呼ぶことにします。
では、ザルドーシの扱い方の基本の動画をご覧ください。
下の画像をクリックすると別ウィンドウでYoutube動画が開きます
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なぜ伸ばすの?
伸ばしてから使うということは動画をご覧いただいてだいたいわかると思いますが、なぜ伸ばすのか?ということを説明したいと思います。
なんだけど、これ、言葉で説明するの難しいのよね。
ザルドーシは細いコイルのようなものだということは、見たことがある方はご存じですよね。金属のコイル、つまりバネみたいなものです。バネってすき間があるから押さえつければ縮みますよね。ザルドーシはすき間がない状態で売られているので、使う前に少し伸ばしてすき間を作るんです。
伸ばす量は1〜2割で良いと思います。これくらいなら見た目はほとんど変わりません。伸ばしすぎると光沢がなくなります。
例えば、カットしたザルドーシが縫い付けたい長さより0.5mm長かったとします。
伸ばしていないザルドーシだと縮まないので、コイルが無理やり押さえつけられてギャザーが寄ったようになり、見た目が綺麗じゃなくなるんですね。
伸ばしてあるザルドーシだと、この0.5mm分縮んでくれるので、綺麗に収まるわけです。
だからといって長めにカットして良いわけではなく、ザルドーシは気持ち短くカットしたほうが良いようです。この辺の感覚はやってみないとわからないので、試してみてください。
伸ばしてから使うということは動画をご覧いただいてだいたいわかると思いますが、なぜ伸ばすのか?ということを説明したいと思います。
なんだけど、これ、言葉で説明するの難しいのよね。
ザルドーシは細いコイルのようなものだということは、見たことがある方はご存じですよね。金属のコイル、つまりバネみたいなものです。バネってすき間があるから押さえつければ縮みますよね。ザルドーシはすき間がない状態で売られているので、使う前に少し伸ばしてすき間を作るんです。
伸ばす量は1〜2割で良いと思います。これくらいなら見た目はほとんど変わりません。伸ばしすぎると光沢がなくなります。
例えば、カットしたザルドーシが縫い付けたい長さより0.5mm長かったとします。
伸ばしていないザルドーシだと縮まないので、コイルが無理やり押さえつけられてギャザーが寄ったようになり、見た目が綺麗じゃなくなるんですね。
伸ばしてあるザルドーシだと、この0.5mm分縮んでくれるので、綺麗に収まるわけです。
だからといって長めにカットして良いわけではなく、ザルドーシは気持ち短くカットしたほうが良いようです。この辺の感覚はやってみないとわからないので、試してみてください。
動画内にも書きましたが、伸ばすとこのように曲がったクセはなくなります。
ザルドーシは下の画像のように20〜70cmくらいの長さのものを束ねて、それを真ん中で曲げた房のような形になっています。この、曲げた部分にどうしても曲がったクセがついていますが、伸ばしてあげるとこのクセもなくなります。
動画内にも書きましたが、伸ばすとこのように曲がったクセはなくなります。
ザルドーシは下の画像のように20〜70cmくらいの長さのものを束ねて、それを真ん中で曲げた房のような形になっています。この、曲げた部分にどうしても曲がったクセがついていますが、伸ばしてあげるとこのクセもなくなります。
2024年11月24日