6.糸のかけ方と針を回す向き〜タテ方向編
糸のかけ方にもコツがあります。マスターするまでひとまずチェーンステッチの練習をしましょう
チェーンステッチとくさり編みは似ています
かぎ針でくさり編みを編んだことがある方は多いのではないでしょうか?
アリワークのチェーンステッチは布にくさり編みを編みつけているようなものです。ただし、かぎ針編みではかぎ針を動かして糸をかぎにかけますが、アリワークでは糸のほうを動かしてかぎにかけます。
また、アリワークでは布から糸を引き出すために針を回します。
「針を刺す」「糸をかける」「針を回して糸ループを引き出す」これが一連の流れです。
それぞれにコツがありますので、細かく説明していきます。
かぎ針でくさり編みを編んだことがある方は多いのではないでしょうか?
アリワークのチェーンステッチは布にくさり編みを編みつけているようなものです。ただし、かぎ針編みではかぎ針を動かして糸をかぎにかけますが、アリワークでは糸のほうを動かしてかぎにかけます。
また、アリワークでは布から糸を引き出すために針を回します。
「針を刺す」「糸をかける」「針を回して糸ループを引き出す」これが一連の流れです。
それぞれにコツがありますので、細かく説明していきます。
向こうから手前に進むとき
最初に、一番簡単な「向こうから手前」に進むときの糸のかけ方と針を回す向きを説明します。
最初に、一番簡単な「向こうから手前」に進むときの糸のかけ方と針を回す向きを説明します。
マル1を見てください。
「最初のループ」は前の章で出て来ましたね、糸端に玉結びを作って、布から糸を引き出して出来るループです。
最初のループを引き出したあと、ここでは
かぎを進行方向に向け(イラストでは下側)、★の位置で糸を持ちます。
次にマル2を見てください。
ここでは、右回り(時計回り)に針にぐるっと一周糸をかけて、★の位置で糸を持ちます。
次はマル3のようにかぎを右回り(時計回り)に「半周だけ」向きをかえながら、布から糸ループを引き出します。
同時に最初のループからも引き出します。
布からかぎ(と糸)が出てくる瞬間に、「布を振り払うように針を回して出す」という感じです。
最後にマル4のように、布と最初のループからかぎ(と糸)を引き出したらすぐに、さっきと反対(左回り(半時計回り))にかぎの向きを戻します。
これでチェーンステッチが1目刺せました。
次は動画を見ながらこの動きを確認しましょう。
「最初のループ」は前の章で出て来ましたね、糸端に玉結びを作って、布から糸を引き出して出来るループです。
最初のループを引き出したあと、
かぎを進行方向に向け(イラストでは下側)、★の位置で糸を持ちます。
次に、右回り(時計回り)に針にぐるっと一周糸をかけて、★の位置で糸を持ちます。
かぎを右回り(時計回り)に「半周だけ」向きをかえながら、布から糸ループを引き出します。
同時に「最初のループ」からも引き出します。
布からかぎ(と糸)が出てくる瞬間に、「布を振り払うように針を回して出す」という感じです。
最後に、布とループからかぎ(と糸)を引き出したらすぐに、さっきと反対(左回り(半時計回り))にかぎの向きを戻します。
これでチェーンステッチが1目刺せました。
次は動画を見ながらこの動きを確認しましょう。
下の画像をクリックすると別ウィンドウでYoutube動画が開きます。動画を見たらまたここに戻って来てくださいね。
下の画像をタップするとYoutubeで動画が開きます。動画を見たらまたここに戻って来てくださいね。
動画では手元が見やすいように斜めから撮っているので、針が斜めになっているように見えますが、針はいつも布に対してほぼ垂直になるように持ってください。
最初のうちはどうしても針先を見たいので針がどんどん斜めになってしまいますが、斜めになればなるほど「糸がはずれやすく」なり、「布の織り糸がひっかかりやすく」なります。
ほぼ垂直 と書いたのは、進む方向にほんの少しだけ傾けると刺しやすくなるからです。その場合もせいぜい5度くらい、ほんの少しです。「アーリニードルの持ち方」のイラストをもう一度見てください。
針を垂直に刺して抜く上下方向の矢印と、針を回す矢印。針の動きはこの2種類だけです。
動画では手元が見やすいように斜めから撮っているので、針が斜めになっているように見えますが、針はいつも布に対してほぼ垂直になるように持ってください。
最初のうちはどうしても針先を見たいので針がどんどん斜めになってしまいますが、斜めになればなるほど「糸がはずれやすく」なり、「布の織り糸がひっかかりやすく」なります。
ほぼ垂直 と書いたのは、進む方向にほんの少しだけ傾けると刺しやすくなるからです。その場合もせいぜい5度くらい、ほんの少しです。「アーリニードルの持ち方」のイラストをもう一度見てください。
針を垂直に刺して抜く上下方向の矢印と、針を回す矢印。針の動きはこの2種類だけです。
手前から向こうに進むとき
次は手前から向こうに進むときの糸のかけ方と針を回す向きについて説明します。
向こうから手前に進むときは右回し(時計回り)に糸をかけ、針も同じ向きに回しました。
今度はその反対で、左回し(反時計回り)に糸をかけ、それと同じ向きに針を回します。
マル1を見てください。
針には最初のループがかかっています。かぎを進行方向に向け、★の位置で糸を持ちます。
次にマル2のように、左回り(反時計回り)に針にぐるっと一周糸をかけて、★の位置で糸を持ちます。
そしてマル3のように、かぎも左回り(反時計回り)に「半周だけ」向きをかえながら、布とループから新しい糸ループを引き出します。
最後にマル4のように、すぐにかぎの向きを戻します。
また動画を見ながらこの動きを確認しましょう。
次は手前から向こうに進むときの糸のかけ方と針を回す向きについて説明します。
向こうから手前に進むときは右回し(時計回り)に糸をかけ、針も同じ向きに回しました。
今度はその反対で、左回し(反時計回り)に糸をかけ、それと同じ向きに針を回します。
針には最初のループがかかっています。かぎを進行方向に向け、★の位置で糸を持ちます。
次に左回り(反時計回り)に針にぐるっと一周糸をかけて、★の位置で糸を持ちます。
そして、かぎも左回り(反時計回り)に「半周だけ」向きをかえながら、布とループから新しい糸ループを引き出します。
最後は、すぐにかぎの向きを戻します。
また動画を見ながらこの動きを確認しましょう。
下の画像をクリックすると別ウィンドウでYoutube動画が開きます。動画を見たらまたここに戻って来てくださいね。
下の画像をタップするとYoutubeで動画が開きます。動画を見たらまたここに戻って来てくださいね。
これでタテ方向に刺せるようになったので、往復練習が出来ますね。
アーリはチェーンステッチがスムースに刺せるようになれば、ほとんどのステッチは簡単に刺せます。
アーリで糸刺繍をしたいですか?ビーズ刺繍をしたいですか?それともゴールドワーク?
全てのステッチはチェーンステッチの応用です。
さて、次はヨコ方向に刺し進むときの糸のかけ方と針を回す向きの説明になりますが、基本的にはタテ方向から90度回しただけです。試しにやってみてください。
次の更新まで練習しながら少しお待ちくださいね。
これでタテ方向に刺せるようになったので、往復練習が出来ますね。
アーリはチェーンステッチがスムースに刺せるようになれば、ほとんどのステッチは簡単に刺せます。
アーリで糸刺繍をしたいですか?ビーズ刺繍をしたいですか?それともゴールドワーク?
全てのステッチはチェーンステッチの応用です。
さて、次はヨコ方向に刺し進むときの糸のかけ方と針を回す向きの説明になりますが、基本的にはタテ方向から90度回しただけです。試しにやってみてください。
次の更新まで練習しながら少しお待ちくださいね。